-コンニャロ的千夜一間小物語
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(2008/6/29)
文:ホシザキテツロウ
「フラフラしたがる」
自転車通勤をはじめた。会社まで15分程、本当に近い。最近引っ越したのである。
しかし最近思うのだが、自転車というものは、しばしばサボらせたがるようなのである。
なにしろ、「会社に向かう」のは「自分のひとこぎひとこぎの行為」なのである!
乗ったら目的地までつれてってくれる電車とは、一味違うのがコノ部分である。
できれば仕事はしたくない・・・というあんまりヒトには言っちゃあいけない言葉があるが、これは誰もがすこしは(大いに)思っていることと僕は思う。
そう、だからこそ、自ら「ひとこぎ」をする自転車に乗れば、嫌なことをする会社に向かおうとするはずがないのだ。実際には、よくよく遠回りをしたがるのだ。
一見どうでもいいような時間つぶしをしてしまう。15分で着いてしまうような距離だから、ある程度方向さえ間違えなければ、でたらめな道を通っても、会社付近に到着するから、知らない道・知らないものに惹かれるようにフラフラ運転してしまう。
看板や自動販売機、変な形をした家に花壇、フラフラへのきっかけなんて、もうなんでもござれだ。
明日もフラフラしようかな。

■ホシザキテツロウ
紹介:休日は、古本屋で立ち読みか公園に行くか家でゴロゴロするか・・・しかしもうちょっと出歩いてみたい気もする。造園コンサルタント会社で働く1981年生れ、男。
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